風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その333+365+347)

『優秀な人間と知り合うだけで、何かを得られるわけではない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 え? あ、ちょ…っ! 烈さんが…。(挨拶)


 快晴でとても暖かい。同僚の送別会で夜間に外出したが、まったく寒くはなかった。
 お近付きになる、という言葉がある。本来の意味は単に“親しくなる”というものだが、一般にあまり身分や地位の高くない人が、上流階級の人や有名人と知り合いになるという場合に使われることが多い。いやらしい言い方になるが、そこには何らかの利益を望む意図が感じられる。
 しかし、以前にも書いたが、レベルの高い人間と付き合ったところで自分のレベルが引き上げられるわけではない。自分のレベルが上がるとすれば、それはあくまでも自分自身の思考や行動によってのみ起こるものだ。物凄く簡単で乱暴な表現をするなら“教えてもらう”のではなく“学ぶ”ことが自らを高めることになるのである。


 例えばよく知りもしない分野のことを専門家に質問したところで、返ってくる答えを理解することはできない。せいぜいが鵜呑みにするだけだ。そうして解ったつもりになることは、むしろレベルを下げていることに他ならない。