風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その303+365+347)

『能力に応じた賃金が支払われるのが普通だが、そうではないものも多い』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 神経抜くとか抜かないとか。(挨拶)


 今日はずっと曇りだったが、気温はそれほど低くはない。
 一昨日くらいから右上奥歯がやけに沁みたので一応、歯医者に行ってきた。知覚過敏だろうとタカを括っていたのだが、レントゲンの結果、紛れもない虫歯(素人目にもハッキリ分かる)。以前、治療した箇所が内側から巣食っていた様子で、どうやら前回の治療の際、消毒が不完全だったことが原因のようだ。
 症状自体はそれほど酷くもなかったのだが、場所が歯間の上に治療箇所を再度丸ごと削らなければならなかったので、結局、1時間ほど治療台に居座ることになった。しかし料金は\1,760。負担率は30%なので、総治療費は\5,850だ。医師免許とそれなりに精密な作業能力、特殊な器具や薬品、開業場所の家賃、雇っているアシスタントの人数を考えると、1時間余りの報酬としては少し安すぎるような気がする。


 医療は明らかに技術職でありながら、必ずしも職能に応じた料金形態ではない。どちらかというと治療のために消耗した薬品や使用された機器で料金が決まっている(大抵の場合、診察に付く点数は一定である)。まあたしかに医療というのは患者本人の回復をアシストする行為なので、それでいいのかもしれないが、少し納得いかない部分ではある。