風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その296+365+347)

『完全というものが既にあるなら、何の期待が持てようか』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 …なんかマユリ様が良いこと言ってる。(挨拶@BLEACH306話)


 寒さは充分。さあっ!……と思ったら、雨の一滴も降らないじゃないのさ。ということで終日曇り。気温は低く、手袋無しでは自転車の運転は辛い。
 まさかマユリ様の台詞を元に日記を書く日が来ようとは…。
…まあいい。ともかく風鈴製作者は彼の言葉におおよそ同意である。しかしただ一点、科学者は、という縛りは必要ないものだ。“完璧”という概念はあらゆるものにとって嫌悪すべきものだろう。


 例えば芸術。完璧な美に何の感動を得るだろうか。
 例えば生物。完璧な生命は何をする必要もなく、どこまでも孤独で孤立する。
 例えば世界。完璧な環境は不変にして永遠に循環する牢獄だ。


 つまりそれは終末。原初の無となんら変わるものではない。