風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その281+365+347)

『作品発表の方法は無数。考慮すべきはその目的』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 倍率、ドン!(挨拶)


 今日は朝が寒く、昼は晴れてとても暖かい。掃除日和。
 そんなわけで年末に買い込んだモノを片付けた。漫画やらCDやら画集やらカレンダーやらカレンダーやらカレンダーやらが部屋に転がっている状況もこれで改善。
 ネットワークが普及した現在、自作品の発表方法にも様々な手段がある。自らHPやブログを立ち上げる、ジャンル専用のサイトや動画サイトに投稿、出版社などの業界に働きかけプロとして発行、はたまた自費出版(同人含む)…。どれも一長一短ではあるが、その自由度はかつてとは比べ物にならない。
 しかし何かを発表する上で、考えるべきはその目的である。ただ発表したいだけなのか、何らかの批評をされたいのか、それならばどの程度の範囲で批評されたいのか、あるいは高評価を受け名誉やお金を得たいのか、その目的によって発表すべき場というものがある。
 以前、自費出版を請け負うという触れ込みで顧客から金銭を騙し取るという詐欺会社があるという話を聞いた。その被害者のひとりは自分の作品(紀行モノだった)にとても自信があったようで、多くの人に読んで欲しかった、と述べていたのだが……本当に自信があって多くの人にとって有益だと思うなら出版社に売り込むべきであり、ひとりでも多くの人に手にとって欲しいなら同人として出版してもよかったのではなかろうか。


 目的を持たない行動は、多くの場合、宙に浮いたまま最後には消滅する。そして目的を知る、ということは、自分を知る、ということだ。自分を知らない人が作るものは、売れない(流行らない)ということはないかもしれないが、記憶にも印象にも残らないものだ。