風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その270+365+347)

『科学は再現性だ。ある意味で理屈ではない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 あ、『Bleach』観逃した。(挨拶)


 昨夜は雲が多かったが、朝には晴れて、とても暖かくなった。実に良い空の境界』観賞日和(また観てきました。池袋で)。帰りしなアニメイトに寄ったのだが、しばらく行かないうちにいろいろな配置が変わっていて、とても分かりづらい(特に新刊の配置)。減点3。
 科学は再現性をもって理論を実証する。“定義”とか“証明”という単語を聞くとそれだけで、理屈っぽい話だな、と拒絶反応を起こして、思考と理解を放棄する人が多い(風鈴製作者の周りには、という意味)が、再現性の追及とは必ずしも理論の確立ではない。特に薬学の分野はそういうものらしく、ある効果を及ぼす薬が、なぜそういう結果をもたらすのか、ハッキリとは分かっていないものが多いようだ。それでも認可されているのは、一般にその薬の有用性が有望視され、また幾度かの臨床実験により一定の安全性が確認されているからである。科学もまた一般社会の中にある一分野である以上、一定の利を生み出す必要がある。そのために生まれた柔軟性なのだが、多分、世間一般にこのことが周知されると、また難癖をつける集団(を扇動する誰か)が現れるだろう。その辺りの認識の差が科学に携わる者とそうでない者の、最も異なる点ではなかろうか。


 タミフル服用時の異常行動に関する調査結果で、服用時の方が非服用時よりも異常行動の割合が低かった、という結果になり、同時にインフルエンザそのものが異常行動の原因なのではないか、という見解が発表された。しかしこれも統計的な数字で、多分そうではあるまいか、ということが述べられただけで、結論が出されたわけでも、証明されたわけでもない。