風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その265+365+347)

『美しい表層ばかりを信じるのは善良だ。その善良さはとても不公平だが』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 あまりの情けなさに眩暈が…。(挨拶@実話)


 晴れ時々曇り。予約していた商品を引き換えに行くつもりが、見事に引換券を自室に忘れる始末。…歳かしらん?
 今日はただの愚痴に近い。あまり(かなり)読まない方が良い。
 南氷洋にてザトウクジラの調査捕鯨を行う予定だったのだが、オーストラリアの武力を背景にした(国際的には背景どころか影すらチラつかせていない程度なのだが)抗議に屈し、急遽、調査を取り止めることが発表された。


 一言で言うと――――なんという腰抜けだ。


 国際捕鯨委員会の承認を得た調査をあっさりと頓挫させ、他の捕鯨賛成国を相手に何と言い訳するつもりなのか、想像するだけで眩暈がしてくる。一応、調査を中止する条件として、捕鯨委員会の正常な運営(現在、捕鯨委員会は賛成国と反対国の対立が深まり、まともな話し合いの場が持たれていない)を約束させたというが、軍隊を出して監視する上、国際裁判所に提訴する、とまで言い切る捕鯨反対国がそんな約束を守るかは非常に疑問だ。
 事はそれだけに収まらない。これで世界各国は、日本は少しでも武力を(行使しなくとも)見せつければなんでも言うことを聞くに違いない、と確信しただろう。同時に現在この国と友好的な国々も呆れかえり、非常に印象を悪くしたに違いない。とても一主権国家の採るべき選択ではなく、国家としてまったく頼りにならないことを世界に明言したようなものだ。恥ずかしいこと、この上ない。


 最後に付け加えておくが、そんなに反対されるなら捕鯨なんて止めてしまえばいいではないか、と思っている人は、赤の他人の言う美談を真に受けるとても善良な人だ。その善良さをもっとひねくれた人の方に向けてくれると、実に公平だと思う。さて、では質問です。オーストラリアはなぜここまで調査捕鯨に反対するのでしょう?