風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その257+365+347)

『定期的に点検することは重要だが、定期的に一律で交換するのは無駄である』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 “団長”で思い浮かぶもので、その人の趣味が分かりそうな予感。(挨拶)


 早朝から冷たい雨。気温も低く、日中もあまり上がらない。昼過ぎには止んだものの、晴れることはなく寒い一日だった。
 年末である。大掃除の季節だ。風鈴製作者はまったく意識しないし、特別なことをする気はない。しかしそうではない人もいるし、その意志を尊重する観点から少しばかりの協力を。
 毎年、この時期に生活用品(電灯など)を一新する人が多いようだが、言うまでもなく無駄である。なんの支障もないものを廃棄して新しいものを使うなど、紛れもなく消費社会の弊害であろう。
 消耗備品の管理において重要なのは定期的な点検であり、新品の状態に保つことではない。また対人的に重要なのはそのパフォーマンスであり、それが一定の水準を保っている限り、廃棄する意味はないのである。


 もちろん当初のパフォーマンスを保っていても交換すべき場合もある。消費電力等にかかるコストが、新製品のそれを大きく上回っている場合だ。この場合、使用者当人にとっても、また社会的にも、交換することで得られるものがある。もっとも、そこまでの技術革新が起こるのは、使用している製品の耐用年数をとうに過ぎた頃だろうけど…。