風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その231+365+347)

『始めに気付こうとも、行動しなければそれは得られない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 最初にその流星を見たのは空を行く鳥だった
 けれど彼女はそれを見過ごし傍観した


 次に気付いたのは地を駆ける猫だった
 けれど彼は観察をしてからその場を離れた


 最後に見つけたのは時を流れる鬼だった
 彼女は優しく包んで持ち帰る


 それが何をもたらすのか
 それが何にもたらすのか
 鬼も、そして流星自身もまた知らない――――。


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