風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その209+365+347)

『けして略奪に走らない精神は動物としては欠陥だ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 今さらだけど気付いたんだ。この日記はちっとも“ボソリ…”ではないと。(挨拶)


 夜明け前から雨が降り始め、強弱の変化はあったものの終日、降雨は続いた。気温はそう上がってはいないが、湿度はうなぎのぼり。やや暑苦しかった。
 ここ10年ほどで自殺の発生件数は増え、その動機は経済事情の悪化が増えている。かつては健康上の問題が半数以上を占めていたのだが、やはり不況が原因であったことは間違いないだろう。ちなみに2003年頃には、自殺者総数のおよそ1/4が経済生活問題を原因としている(だいたい8,000〜8,500人くらいそういう理由で自殺している)。
 ニュースなどでもこういったことは度々、報道していたので認知度は高いと思うが、しかし人間に限らず、物質的理由で生きることが難しくなれば、まず考えることは他者から奪うことだろう。現に統計によれば、不況時にあった2000年〜2004年には重要窃盗事件が400,000件以上発生している。これはそれ以前と比較すると極端に多い。また窃盗全般を見ても、1998年頃から急速な伸びを見せている。これら全てが不況が原因だと一概には言えないが、一因であったことは間違いないだろう。


 このことからも物質的に満たされていることは幸福の一条件であることに疑いはない。幸福であるからこそ、平和が保たれるのである。…それはそれとして、1995年には経済事情を理由とした自殺件数は3,000件に満たない。いくら不況だったからといって、それが8年後には3倍近くなるというのは、…なんというか、いさぎがよいというのか、平和的というのか…。(ちなみに同じ時期の比較として、窃盗は5割増程度)