風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その160+365+347)

『シンメトリーを美しいと感じるのは、やはりそれが人工物だからだろう』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 憂いの〜テロメアに〜♪(挨拶@ベターマンって覚えてる?)


 台風9号は見事に本州東部を縦断。9時くらいまでは暴風雨だったが、その後、雨は上がり一時晴れ間も見られた。しかし吹き返しの風はいつまでも止まず、夜になってもたまに突風が吹いた。
 上陸してからは移動速度も上がり、その形は崩れてしまったが、今回の台風の衛星写真は非常に美しいものだった。台風を図式化する際には丸ノコのような形を描くのが常だが、しかし実際には大気の不均衡さに引っ張られたり、移動に伴う流動で綺麗な円形にはならない。円の中心である台風の目というものがあるが、それを有さない台風の方が多いくらいだ(ただしこれは台風の勢力に大きく依存する)。


 台風9号は勢力はさほどでもなかったが、非常にゆっくりとした移動速度で、日本周辺の大気も比較的停滞していたため、綺麗な円形(もう少し細かく言うなら二本の尾を持った対極図のような形)だった。いわゆるシンメトリーというやつだが、これが観測できるのはやはり衛星という人工物が存在するからであり、人工的なアングルからの画像であるからに他ならない。