風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その158+365+347)

『想定は常に最悪のシナリオを適用すべき。事が大きいほどにその必要がある』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 だからその煽り方じゃ、増税の前に納付率が落ちてしまうことも分からないんですか?(挨拶)


 朝から曇が広がっていたが、日中から日没後にかけて突発的な激しい雨に見舞われた。台風9号は予想通りこちらに進路を向けた模様。しかしまあそれほど騒ぎ立てるほどの話ではない。せいぜい暴風中は極力外出せずに、出なければならない時は飛来物に気をつけること。雨漏りがしたからといって、屋根に上るなど論外。我慢しましょう。
 政府・与党が2009年度までに目指す、基礎年金の国庫負担の2分の1引き上げが09年度以降も実現しない場合、公的年金の財政は2049年に事実上破たんすることが厚生労働省の試算で算出されたらしい。記事はコチラ
 記事の内容に、消費税の引き上げを現実感あるものに仕立て上げたい、と意図が読み取れるが、個人的にはもう5年以上前から消費税率の引き上げは断行しなければならないと思っているので、まあそれはいい。もっとも現状で(年金の管理不備に加えて横領が発覚している今現在)このような煽り方をしては、むしろ早々に見切りをつける人が増え、納付率が落ちるのではないかと思われる。そのくらいには国は信用されていないだろう。
 そもそもいったいどのような試算が為されているのか公表されていない以上、2049年どころか、あと20年ももたないのではないかと不安になるのが人の常ではあるまいか。記事には現在年金の積立金は約150兆円となっているが、その半分以上は特殊法人自治体などに融資しているもので、それらが全て返済される保障などどこにもなく、また出生率や納付率の推移など精密な予測の困難な要素が多い以上、まともな試算ではないと想像できる。どういった根拠で2049年まで破綻しないと言っているのか示さなければ、自分で思考することを知っている人間には信用されないだろう。


 多分、その内(消費税含めて)税金の大量投入をしてなんとかしたつもりになる予定なのだろうが、もちろん一時しのぎでしかない。別に破綻するなら早めに自主破綻させて、元本を返してもらえれば文句はないのだが、すでにそれができる段階は過ぎ去っているのも確かだ。やはり税金を投入しつつ緩やかに破綻させるのが最善策か…。