風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その157+365+347)

『権利を主張する前に、自分が謙虚であるかを見つめよう』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 『P2!』はさ、いつから『トラぶる』になったのん?(挨拶)


 晴れ時々曇り、のち曇り、そして夕立を経て曇りのち、22時頃、突発的な豪雨に見舞われた。割りと気温が上昇し、湿度も高く、少々不快度の高い気候だった。
 身体障害者補助犬というものがいる。いわゆる盲導犬聴導犬介助犬のことだが、これらは身体障害者補助犬法によって規定され、その4章には公共施設や店舗等への入店時、および就業時の同伴に関する記述がされており、その使用を拒んではならないとされている。ただしそこに罰則規定は無く、あくまで努力義務でしかない。
 そのため現在においても、補助犬の同伴入店を拒否する店が後を断たないのだが、なんと言うか、自分で自分の首を絞めるのが好きな人が多いものだな、というのが個人的感想。
 飲食店を取り扱う店において、衛生上の理由から入店を拒否したいと考えるのは、まあ自然な流れだが、しかし補助犬というのは全て登録管理され、各種予防接種を受けていない場合などありえないし、同時に前述の法律で、障害者は補助犬が公衆衛生上の危害を生じさせるおそれがない旨を明らかにするため必要な厚生労働省令で定める書類を所持・携帯していなくてはならないことになっている。
 また同じ店内にいる健常者の立場にしても、犬が嫌いだからイヤだ、とか、毛が抜け落ちるからイヤだ、などという考えは見当違いだ。前者はお互いに(店員も含む)配慮し近づかないようにすれば問題ないし、後者は人間だって毛は抜けるし(そもそも人間の方が直立している分、飛び散るのではあるまいか)、補助犬よりも不潔な人間などいくらでもいる。まともな自制心を持たない、ただの我侭だと言えるだろう。


 もちろん障害者側も努力や謙虚さを怠ってはならない。補助犬の体は可能な限り清潔に保つべきだろうし、またコンビニなど、店員に頼めば数分もかからず、大して動き回ることもない用事の場合には無理に同伴して入店することもないだろう。全ては譲り合いである。