風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その156+365+347)

『相違は露骨に、謎は密やかに』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 「この世には弾を撃たないと都合が悪い人間がいるのよ」(挨拶@葛城ミサト30歳)


 雲は残るものの、しばらくぶりに晴れた。やや暑くなったがそれも日中のわずかな時間のみ。出歩くにはちょうどよい陽気、といったところか。
 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観てきた。朝一の回を観てきたのだが、平日だというのに列が出来ているという怪奇。皆、暇なんだねぇ(その台詞はまず自分に言え)。
 もちろん内容は伏せるが、…うん、観る価値はある。特に12年前、迷える10代だった頃にTVシリーズを観た人には必見と言ってもよいだろう。過去の自分と今の自分を比するのに格好の素材ではあると思う。同時にそのストーリー性や設定をしきりに気にする純粋なアニメファンにとっても充分楽しめる構成になっている。ただ、初見の人は……難しいんじゃないかなぁ…。


 個人的には前者にも後者にも該当するので大満足。この作品が生まれた時代に存在していてよかったと思うほど。完全完璧・最高の作品とは思っていないが、そうだからこそ素晴らしさを感じるというものだ。…ヤバイ、もう一度観に行こうかしら…。