風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その146+365+347)

『格言には必ず複数の解釈がある』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 くるくると、狂々と…。(挨拶)


 昼間は薄曇でほどほどの暑さに。しかし夕方以降涼しくなり始め、日没後には突如として雨となり、一時的に激しく降った。冷たい空気が入ったことによる刹那的な降雨かと思っていたのだが、しかし存外深夜まで降り続いたことが意外。
 人類史上、偉人や詩人、思想家、宗教家の人々が残した格言は数多いが、そのどれもが単一の解釈を持たないものだ。もちろん言語や常識、知識量の違いということもあるが、しかしおそらくは意図的に複数の解釈ができるような言葉を残しているのだと思われる。
 そもそもひとつの不確定事象から、唯一の解釈しか引き出せないということは、思考が停止していることに他ならない。人間の思考は本来、非常にアトランダムであまりシーケンシャルではない。そういった雑多で混沌に満ちた中から特定の解を引き出し、様々な場面に適応し、順応し、革新していくものだろう。


 世界はひとつではなく、その程度のことに気付かない偉人など偉人足り得ない。故に必然として彼らの言葉は混沌に満ちたものとなるのだろう。