風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その73+365+347)

『何もかもが静かになるだろう』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 一億を越えた夜の闇
 それはどこかで生まれました


 一千万には届かない明けの空
 それはにわかに目覚めました


 二百万ほどの陽だまりに
 それは独り立ちを始めたのです


 そして広がる朱色の天蓋
 もう楽しく激しい遊びの時間はわずかです


 最後の空騒ぎが終わるのが数十万の果て
 緩々と眠りに就くのは数百万の彼方でしょう


                      Cainash=Abord