風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その57+365+347)

『人が少なくなる、ということは、一人頭の発言力が上がるということだ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 ヨーコさん、常識的いい女。(挨拶)


 晴れ。おおよそ昨日と同じような天気だが、さらに暑かった。また、夕方頃、晴れているにも拘らず、わずかな降雨に見舞われる。所謂、狐の嫁入りに遭遇する。日没後、やや風が強まり、涼しくなった。
 風鈴製作者の子供の頃には、プロ野球の試合が開催されている球場の周辺にはダフ屋といわれるチケット転売を生業とする人たちがいた。要するに良い席のチケットを大量に買い込み、より高値で転売していたのである。
 現在は法改正がされ、ダフ屋行為は禁じられ、また諸所の事情から採算が取れないと(元締めが)判断したのか、その姿はほとんど見られない。しかし代わりにネット上では、個人で人気アーティストなどのコンサートチケットなどを買い込み、オークションなどで転売して利益を得ている者がいる。
 こういった人間(シロダフ(素人ダフ屋)とかいうらしい)はネットが普及して以来、7年以上も前からいるのだが、現在に至るまで、あまり摘発されていない。ネット上の取引ということで、ダフ屋行為に当たるのかどうか、という問題があるかららしい(そもそも法制上、ネットの存在が明記されていないためなのだが)。
 ただ、あくまで第三者視点から言わせてもらえば、何故そういった行為を禁じなくてはならないのか、という疑問があり、特定の人物(集団)に大量に購入させてしまうような販売方法を採っている発売元に問題があるのでは?、という結論に至る。


 どの分野でも大抵そうなのだが、物品を販売している側は、商品が売れればそれでいい、という考えが相変わらず強く、顧客の満足度など(売れている内は)どうでもいい、というスタンスだ。だから少数の不満など黙殺するし、何の対応も取らない。だが、人口の現象が始まった現在、今後はそうもいかなくなるだろう。