風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その37+365+347)

『他者に対する厳しさとは、後に何らかの利益を与えるものでなくてはならない。そうでないものは単なる暴虐である』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 お里が知れるぞ!(挨拶)


 昨夜は遅くまで雨が降り続いていたが、早朝前には止んだようだ。日中は晴れ、気温も上昇。しかし夕方以降はそれほど蒸すこともなく、速やかに湿度は下がった感じ。
 現地時間の5/6にフランスで大統領選(決選投票)が行われ、与党右派で、前内相のサルコジ氏が当選した。それに伴い、反サルコジ派グループがデモを起こし、一時、警官隊と衝突するなどした模様。
 以前から国際競争力の高揚を掲げ、しきりに激しい発言を繰り返している人物なので、彼を嫌う人がいるのは仕方のないことだが、逆に言えば、言っていることはそうおかしくもなく、またああいうハッキリした物言いの人は、閉塞感のある社会においては人気が出るのは当然といえば当然だ。
 彼が国の未来を見据えた“厳しい人”か、それとも気性が荒いだけの“暴虐者”かは現状では判断がつきかねるが、フランスという国の歴史を見るに、非情にフランス人らしい人格なのかもしれないな、と思う。


 対してこの国の指導者は、政治家に限らず、あまりハッキリとモノを言う人が少ない。元々、そういう曖昧さと分かりづらさを重視するお国柄だというのもあるし、正論を口にしようとも、それを都合よく歪めて伝えることしかしない情報伝達組織が邪魔をするからだろう(だからこそ、たまにそういう人物が現れるとヘンに人気が出たりする)。