風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その36+365+347)

『豊かになるということは、身軽さを失うことでもある』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 本なんて、とても持ち出せません。(挨拶)


 昨日までの好天が嘘のように雨。朝7時くらいから降り始め、21時現在、まだ降り続いている。日照量が少なく、気温もさほど上がらず。しかし高い湿度が鬱陶しいことには変わりない。
 身軽ではなくなるとは、つまり束縛が多い、あるいは抱えているものが多いということだ。持っているものが多い、ということは、大切にしたい、保持しておきたい、という心理が働きやすいということである。多くの場合、失うということに対する恐怖は、得る喜びよりも大きい。何故なら、長く親しんだモノには愛着というものがあるからだ。


 それが過剰になると、人は身動きが取りづらくなる。場合によっては、その重さが命すらも上回ることがあるようだ。それが命に対する実感の希薄さに起因するかどうかは……微妙だ。