風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その15+365+347)

『どんな有益なモノであろうとも、使う人間に前提となる知識がなくては、あらぬ被害を生むことも多い』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 九九、八十八ッ!!(挨拶)


 昨日の夕方から深夜にかけて空気が入れ替わったのか、日の出から晴天だったが、比較的涼しい朝。日中も気温は平年か、それよりも少し高い程度。夕方、少し風が強まった。
 この秋から緊急地震速報をTVやラジオ等のメディア媒体で配信することになっているが、ここにきて認知度不足から困難ではないかという声が上がっている。報じる内容の都合上、番組を強制的に中断し速報を流すことになるのだが、その唐突さ故に、かえって車両事故などを引き起こすのではないかと懸念されているようだ。
 まあこういった懸念の根本には、昔から地震予知予想につきものの“責任の所在”というものがあるのだが、個人的にそんなことはどうでもいい。この件で問題にすべきは、やはり一般人の地震に対する意識の低さであろう。正直、緊急地震速報がどのようなものか知らない人が多すぎる。
 緊急地震速報がどのように算出されているかは気象庁のHPを見て、地震波のP波(初期微動)とS波(主要動)の区別がついていれば簡単に分かることなのだが、これすら覚えていない人が圧倒的だ。義務教育を受けていれば知っているはずのことなのだが…。


 個人的には緊急地震速報の一般導入は見送るべきだと思っている。よくコレが地震による人的被害軽減への切り札だとか言われているが、現状、“一般レベルでは”期待しているほど役には立たないだろう(病院や精密かつ危険な作業を行う場所などでは有効だが)。それよりも、災害時用食料備蓄の義務化や建築上の法改正を行うなどの、もっと長期的に、しかも確実に効果のある方策を打ち出したほうが未来のためになるだろう。


追記
 一応、気象庁のHPにある「一般向け緊急地震速報の利用の心得」(直リンクだけど、これで文句を言われたらイヤだなぁ…)。