風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その361+347)

『気が付けば店を梯子していることなど、酒に限った話ではない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 ちょいと一杯のつもりで飲んで、いつの間にやら梯子酒〜♪(挨拶)


 朝から曇りがち。しかしトロトロと気温は上がり、少し不快。早くも夏を想定し嫌気が差してきた。
 元クレージー・キャッツ植木等氏が亡くなった。享年80歳。ご冥福をお祈りする。
 風鈴製作者は世代的にコミックバンドといえばドリフターズの方だが、その先人としての名くらいは知っている。戦後、進駐軍への興行に始まり、高度成長期、あらゆる方面に全力投球だった社会に笑いを提供した功績に比肩するものはないだろう。
 ところで今、世間は春休みのようで、東京駅などでは朝から多くの行楽客を目にすることができる。その多くは某TDLや花見客だろう。あくまで風鈴製作者個人の印象だが、そういった人たちの姿に、高度成長期のような必至さや真面目さは薄れているように思う。それは別に悪いことではなく、社会が豊かになりさまざま娯楽が生まれ、余裕が出てきた証拠であると思う。人々は皆、自分で楽しい娯楽を選び、好きなことをする時代なのだ。


 おそらくそういったことが原因で、現在のバラエティ番組では突出した芸人やお笑い番組は存在しない。もう特定のコンビやトリオ、グループが笑いを提供する時代ではないということだ。もちろん、だからといって、過去に様々な笑いを提供した人々が否定されるわけではない。その時代にはそういった業界の中心となる人々が必要だった。そういうことだ。