風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その292+347)

『ある立場に乗っ取った回答には、けして異常な傾向は見られない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 南無大慈大悲…。(挨拶)


 ――とかなんとか言っていたら、急に天気がぐずついた。朝方、少し降って、日中は曇天。さらに日没後、再び雨となった。最低気温はさほど低くないが、同時にあまり上昇もせず、寒い一日。
 心理テストというものがある。似たような質問をいくつも答えさせて、被験者の性格傾向を量るわけだが、アレに“本当に”正直に答えている人間がどのくらいいるだろうか?例えば――


Q/用事で急いでいるあなたが歩いていると、道端でうずくまっている人がいます。しかしここで人に関わっていては遅刻してしまいます。さてあなたはどうしますか?
1、どうしましたか、とその人に話しかける。
2、そのまま通り過ぎるが、通りがけのお巡りさんにその人のことを教える。
3、無視する。


――という設問があったら、ほとんどの人は1か2を選ぶだろう。しかし実際にそんな状況に出くわした場合、大多数の人間は3の行動を選択する。それが現実である(ここまでで、詳しい状況が分からないから何とも言えないのでは?、とか思った人の8割以上は、きっと誰かが助けるでしょう、という自分への言い訳をしつつ無視する人と大差はない。おそらく詳しい状況が分かっても助けることはないだろう。結局、無視できるだけの理由が欲しいだけだ)。


 心理テストとは、結局、その人に一般性がどれほどあるかを量るものであって、けして善性を量るものではない。そして一般性がいくらあろうとも、そこから逸脱しないとは限らないのだということを、どれほどの人が解っているのだろうか?