風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その170+347)

『漫画家とは脚本・作画・演出・演技指導・音響、そしてそれらをバランスよく統括できる監督の能力が求められるという、ある種、完璧超人のやる仕事である』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 ホハッ!(挨拶)


 夕方前まで曇り、のち雨。台風がさっき(18:00頃)九州に上陸したらしい。予報では日本海上を進み、北海道へ向かうようだ。…おそらく、この影響でまた少し暑くなるかもしれない。覚悟しておくように(風鈴製作者が)。
 昨日、発売号で『みえるひと』連載終了した。まあ端的に言えば、“俺たちの戦いはこれからだEND”の亜種。これからだ、っていうか、これが最後の戦いだEND、って感じ。
 個人的には『みえるひと』はかなり好きだった。地味だし(絵が)、テンポ悪いし、地味だし(ヒロインが)、ほぼ全員暗いし(過去が)、地味だし(必殺技が)…――――アレ、いいところナシ?……というわけではなく、漫画の面白さとはそんなものでは決まらないのですよ、ブラザー?


 面倒だし、ごく一部の人間にしか理解できないと思う(加えて超長文になる)ので、何が面白いのかという話は省くが、思うに作者の岩代氏が“社会人的大人”あることは作品内容やいくつかの文章から窺える。多分、すぐに次回作の機会は貰えるだろう。ちゃんと次回作に期待できるジャンプ作家は久しぶりである。きっとよい漫画を生み出してくれるだろう。(※実のところ“名作”は期待してはいない。しかしコンスタントに良作が書ける才能のある人だとは思っている)


みえるひと 5 (ジャンプコミックス)

みえるひと 5 (ジャンプコミックス)