風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その162+347)

『興味のない人を自分の趣味に巻き込むことは好ましくないが、同時に、興味がないくせに人の趣味に干渉するのは最低だ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 イ○バの物置、恐竜100匹乗っても大丈〜夫っ!(挨拶@…種類によるか?)


 晴れ。夕方からやや曇り。素直に暑い。じっとしていれば耐えられるが…。
 チケット(招待券)が手に入ったので、閉会間際に幕張メッセで開会中の恐竜博2006に出掛けた。こういった催しは毎夏行われているが、実際に見に行ったのは10年ぶりくらい。
 以前に見に行ったときは、恐竜の生きていた時代のことをひたすら想像しながら見学していたが、今回は骨格構造から推測される重心の位置、その役割や稼動範囲、生み出される最高速力を考えながら見学という、我ながら微妙な思考をしていた。10年前とは確実に違った自分が、今ここに在る、と確認。
 会場は撮影OKだったらしく、小さな子供連れのパパンたちがデジカメやビデオカメラを片手に我が子を撮っている姿が目立った……、が、中には我が子そっちのけで恐竜化石を撮っている人も多数。おそらく自分が化石を見たかっただけであろう恐竜ファンの方が、奥様から子供を押し付けられたのだろう。ああ、純粋なる自由を失った妻帯者の悲哀である(でも本格的に子供をほったらかしている人は、どうかと思うけど…)。


 ちなみに、当たり前ではあるが、10年前に風鈴製作者が認識していた恐竜像と、現在のそれは若干異なる。例えば、以前は、ティラノサウルス(正確にはティランノサウルス)は単独で狩りをしていた、と考えられていたが、現代ではその巨体と骨格などから成体は鈍足で、まだ俊敏な妖体と共に集団で狩りをしていたと考えられている。また、現在では鳥類しか持っていない呼吸機構を、一部の恐竜が備えていたことなども分かっている。今後も調査機器の発達や新たな発見から、まだまだ変化していく分野であろう。