風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その154+347)

『数度の偶然を奇跡と呼ぶなら、世界は奇跡と伝説で溢れている』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 九鬼流絶招 肆式名山 内の壱――焔螺子ッ!(挨拶)


 曇り。やたら涼しい。最高っ!
 世の中には偶然の重なりなどいくらでもあるもので……だがやはり、マジか?、と思ってしまうのもやむかたなし、ということはある。
 今日、ある大学4年生に会った。彼は大学入学と同時にある会社系列の店舗でバイトをしているのだが――――何故か彼の勤める先は閉店になってしまうのだとか。その数、4件。別に彼が何かをやらかした、というわけではない。本当にただの偶然なのだ。きっと誰が悪いわけでもない(あえて言うなら経営上に問題があるのだろうが)、ごく平凡な出来事の積み重ねなのだろう。


 だが、しかし――――現在、彼の働いている店は11月に閉店が決定している。なに、このキングボンビー


 すでにその会社内では伝説級の笑い話になるつつある。こうして奇妙な逸話は伝えられていくようだ。