風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その151+347)

『全知を求めるのが人の心理。しかし真理は己が内にも、必ず存在する』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 なにはなくとも、説教っ!(挨拶)


 しばらくぶりに晴天。昼過ぎに一時曇ったが、すぐに好天。やや蒸し暑かったが、しかし風はすでに真夏のものではない。
 人は非常時下において冷静に現実を見つめるべきときほど、錯乱したりするとは、それなりに耳にする話である。しかし平常時とて、それほど冷静だろうか?
 人は浮かされるように生き、誘われるように進んでいく。夢遊にも似たその生の中で、どれほどの人間が、ありとあらゆる現実に気付き、どれほどの事実を認識できるだろう。


 誰もが他と引き離され、互いを知らず、事象を感知できない。その全てを知ることができるのは“ヒト”という種の総体のみ。内に在りながら、外に存在する、遠きライブラリである。