風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その149+347)

『動物と親しくなるコツは可愛がることではない。相手にしつつ、相手にしないことだ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 ニャア。ニャー。(挨拶)


 曇り。ここ数日、あまり天気がよくない。かといって、雨が降り出すわけでもない。天気図を見ると、どうも関東周辺(と東北の一部)だけがこんな天気らしい。また寒気と暖気(天気予報でこういう言い方をしないのは何故だろう?大抵“暖かい空気”と表現している)が、微妙なせめぎ合いをしているのだろう。
 少し嫌な話をする。以下、読み飛ばし可。…………OK?


 よくデパートなどの最上階あたりで、動物と触れ合えます、というフレーズのもと、小動物(大抵は犬や猫)を大勢で弄り倒すイベントが行われている。ほとんどの場合、隣接してペット販売をしているブースがあるので、結局のところイベントの目的は動物を売りつけることだ。効果としては――――まあ中の上、といったところか。
 しかし、おそらくではあるが、こんな動物虐待同然の方法で動物を売り買いしているのはこの国だけだろう。ちょっと調べれば分かることだが、そもそもペットショップで動物を透明なケージに押し込めて、さらし者にして販売しているのは、先進国では日本だけだ。他の先進国ではペットショップでは動物は売っていない(ではどうやってペットを手に入れるのかは自分で調べよう)。


 何年も前から言われていることなのに、この国では相変わらずペットは“モノ”扱いである。ペットの気持ちなど考えず、全てを自分の都合に合わせようとする飼い主が後を絶たない。そういう人間にとっては、動物など、いつ何時捨ててしまおうとも自由なもので、奴隷以下の扱いなのだろう。そこに動物の自由な意志は存在していない。