風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その130+347)

『子供を躾けるのに“親”の権威を用いれば、必ず失敗する』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 ツレテク、ツレテク、ツレテク…。(挨拶)


 朝方、雨が降っていたが、その後止み、曇り空。そのせいか、あまり気温は上がらず。今現在(21:39)、まだ台風による雨は降っていないが、どうもしばらく停滞しそうな気配。
 風鈴製作者はまだ読んだことはないが、世の中には子育てのHowTo本があるらしい。まあ、おそらくは著者、あるいは出版編集部が参考にした資料の思惑そのままに、主観に満ちたことが書かれているのであろう。きっと、統計学に基づき云々、なんて書いてあるものもあると思う。例えば、子供に暴力を振るったことのある家庭の内○%の子供が非行行為に走った、とかそんな感じのものである。
 だが、上記の例で言うならば、子供を叩く、という行為にしても、無数のシチュエーションが存在する。きっとひとつとしてまったく同一の場面などないだろう。叩くにしても、怒鳴りつけるにしても、その行為だけを観察し、蒐集しても、それは統計でもなんでもない、ただの揚げ足取りに等しい。まったく参考にはならない。


 子育ての関する本が、そういったものばかりだとは思わないが、しかし必ずそういった、ある種の悪意に染まった本はあるだろう。本を読み、他人の行為を参考にするのもいい。だが子育てで重要なのは、理性を持って、可能な限り冷静に考え、的確に行動することであり、そして、それをちゃんと子供に伝えていくことである。陰でどんなに頑張っていようとも、伝わらなければ子供は理不尽さを感じ、やがて反発するだけの結果となるだろう。