風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その123+347)

『あらゆる物事は、創造するよりも、伝達することの方が困難だ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 困ったもんだ、みのもんた。(挨拶)


 晴れ時々曇りで、また涼しい。朝なんて、少し寒く感じるほど。後で知ったが、20℃ほどしかなかったらしい。…今日から8月だったよね?
 例えば仕事の段取り。どんなに詳細な企画進行表を作ろうとも、あらゆる疑問に答え得るものは作れないし、また大抵の場合、矛盾なども発生する。同様に、逐一、口頭で支持していっても、言葉というのものは不自由なもので、個々の単語認識の差異から、理解の内容に齟齬が生まれる。
 例えば芸術品の作製。頭脳内部で展開された完成図。構成される各部の素材の質。それらが意図する感情の方向性。全てが集約され顕現するはずの、そのカタチ。だが――――“物体”という枷に阻まれ、理想の具現は遠く、果てない。自身の肉体すら、完成を阻害する。


 100%伝わらない、ということは、別の世界に在る、ということに通じる。精神と物体は別の世界に属していると言えるし、人と人はそれぞれの内的世界を持っている。真、であると考えるがどうか?