風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その106+347)

『万人に通じる批評は不可能だ。ほとんどの人間が批評と感想の違いを理解していないからだ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 いよいよ夏らしくなってきた。(挨拶)


 超・快晴!朝から気温が30℃に達し、昼には光化学スモッグ注意報が発令されるという、軽く生きているのが嫌になるほどの環境(大げさ)。しかし昼過ぎに、一時、雷を伴う豪雨に見舞われる。その後、少し(風鈴製作者内部)不快指数はやや低下。スモッグ注意報も解除された。
 そんな過酷な環境の中、朝から映画『日本沈没』を観に行った。公開初日だったが、思ったほどの混雑もなく観られた。やはり映画館へ行くなら朝一に限る。
 内容に関しては、中の上といったところ。久しぶりに他人に勧められる邦画だった。物語全体はやや駆け足感が否めないが、キャラクターそれぞれの立ち位置などはハッキリしている(やや助長に過ぎるシーンも多いが)。映像的にはとにかく振動と爆発に対する好みの問題。ひたすら派手さを楽しむべし。
 原作小説を読んでいないので、比較はできないが、あえて漫画版と比べるならば、主人公の小野寺が最も違う。なんか彼だけヘンに普通だ。やはり主人公ゆえ、だろうか?(田所博士もやや異なるが、彼はベクトルの方向が違うだけで偏屈なところな変わらない)


 ちなみにイメージは、日本版『アルマゲドン』という感じだが、ラストはアチラよりもコチラの方が、個人的には好きだ――――が、今作に関しての科学的考証などはしない方が賢明。そんなものはきにせず、楽しんだ人の勝ちだと思う。