風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その33+347)

『綺麗事を並べ立てて利益を生み出せるのは、馬鹿しかいない環境のみだ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 捻くれ者。だがそれがイイ。(挨拶)


 健やかに晴れ。しかし日光を過剰に浴びるのは、むしろ体によくないので本当の意味で晴れ=健やかとは言い難い。
 秋葉原の再開発が始まってから早10数年。2008年には完了する予定らしいが、本当に皆が望んでいるような、未来のある街になってるのだろうか?(再開発の詳細はコチラ
 いろいろな資料を見ていると、どうも今までの多くの商店が立ち並ぶ電気街に、企業体や大学などの学術団体を交えた、総合的なIT産業の拠点にしたいらしい。――――しかし今現在ですら、秋葉原ダイビルはテナントが埋まっていない。今後も同じような用途のビルを建設するようなのだが、本当に企業はあの街に集まってくるのだろうか?
 確かに秋葉原は東京のど真ん中にあり、一時期話題になり、今や廃れ始めた汐○やお台○などの湾岸僻地(多分今後、更に過疎ると思う)とは条件が違う。つくばExpressの存在もあるし、技術的なものの統合地点としては妥当なように見える。
 しかしだからといって企業のオフィスまで一箇所に集中させる意味はない。そもそもそういったことをしなくても情報のやり取りができるのがネットワークの発達の意義でもある。物理的に集合しなくてはならない、という発想はもはや過去のものであり、きっとまともな未来観測を持ったIT企業ならそんな必要はないと考えていることだろう。


 もちろん再開発に携わる全ての人がコンセプト通りの街づくりを目指しているわけではない。いろいろな思惑があるだろう。しかしそのほとんどの思考が今、よくても少し先(数年先)の未来を見ているのであって、未来(数十年先)を見ているわけではない。明らかに現代社会を中心にした考えであり、未来の社会情勢をあまり予想していない。風鈴製作者の眼にはそう映る。