風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その27+347)

『離れて観察すれば名人。近づいてみれば変人』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 あなた…厄いわね。(挨拶@涅槃姫みどろ


 早朝から雨。昼頃やみ、後は曇り。
 皆が皆、手に手を取り合って平和な世界。こういったものが素晴らしいものだと思っている人がいる。――――無論、否だ。そんなことを実現するためには、人間から色々なものを剥奪しなくてはならない。
 競争心、闘争心、好奇心、虚栄心、猜疑心……挙げればキリがない。多分、他人の領域に踏み込むありとあらゆる心理を排除居しなくてはならないだろう。後に残るのは伽藍堂の人形だけだ。ああ――――それは確かに平和だね。ただそれだけの世界だけど。


 そういう世界にするには、全世界の人間に対して、瞬時にしてそういったロボトミー手術的な処置を行う必要がある。そうすれば上記のような世界になるだろう。そして誰もがその変化に気付かない。何故ならきっと疑問を持つ、という心すら失っているからだ。皆が平和な世界とはそういうものである。