風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その21+347)

『楽しみは後にとっておく?やめた方がいいよ、きっとつまらなくなるから』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 さて、いつまで貼っておこうかしら?(挨拶@バーナー)


 空は青く澄み渡り、晴れ。しかし建築物に削られた空はとても限られている。真上しか見えない。不自由だ。
 以前に(といっても7年近くも前だが)自転車で都内をグルリと一周するようなかたちで旅をしたことがある――――ママチャリで。あえて行った場所の端と端を言うなら、相模原(神奈川県)〜北戸田(埼玉県)。
 何故そんなことをしたのかはさておき、その途中、ある河川の土手で体力尽き果て倒れた。そして地面に仰向けに転がった風鈴製作者の目に入ったもの。それは広い広い空だった。風鈴製作者はそのとき見た空ほど広いものを他には知らない。
 そう…空は広い。そんなことは解りきっていたし、当たり前のことだが、しかしそれでもそう感じずにはいられない瞬間だった。


 もちろん疲労に起因した視点の拡散による錯覚なのであるが、違う観点とはこうして生まれるものもある。試して見るといい。
 ちなみにこのとき風鈴製作者は30時間ほど自転車をこぎました(無茶言うな!)。