風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その14+347)

『現状、舞台演劇ほどコストパフォーマンスが悪いエンターテインメントはない。…取り合えずこの国限定で、だが』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 そろそろ死ねばいいと思う。(挨拶)


 何事もない春の晴れた一日。一昨日や昨日と比較すると夕方以降涼しく感じたが、それは昨日までがやや暑たか(あったか、と読む)過ぎたということだろう。
 帰宅後に新宿まで舞台演劇を観に行く。演目は2・26事件の前後を舞台にしたタイムパラドックス物。…正直…無茶するなあ…。いや内容がじゃなく、設定が、ね。
 まあそれはともかくとして、こういった舞台演劇というものは基本的に儲からない。それどころか損する場合の方が圧倒的に多い。また小劇団の公演は大抵が自己満足でやっているため、脚本もオリジナルのものが多い。本当に好き勝手やっているものが多いのだ。ハッキリ言って同人誌の演劇版だと風鈴製作者は思っている。
 また、大劇団が大きなホールを借り切って、長期間やるような公演もたまには見るが、どうにも細かいところに手が行き届いていない場合があり、演劇内容もどこかチグハグな印象を受けることも多い。もちろんそうではない場合もあるが、大体7割くらいがそんな感じだ。


 こういった営利/非営利、もしくは職業的/趣味的なものの違いはあらゆる場所で見ることができる。特に芸術関係はそれが顕著だ。あまりこういうことを単純化して言うのは好ましいとは思わないが、あえて言うならこの国には芸術そのものに援助できる人間が少ないのである。文化レベルが低いと言われるのは当然だろう。