風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その12+347)

『物事というものは、現実を直視して論理的に研究して臨む限りそうそう失敗するものではない。それでも失敗するのは希望的観測が入っているからだ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 理想と現実だいぶ違うから夢から覚めなさい〜♪(挨拶)


 昨日に続き雨。しかし昼過ぎには上がった模様。…書いていて思ったが“雨が上がる”という表現はかなり怪奇現象だ。完全に重力を無視している。やはり“雨が止む”が最も適切な表現だろう。
 小説雑誌の『メフィスト』が1年ほど休むようだ(休刊ではない)。『MORI LOG ACADEMY』でも以前に書かれていたことなので知ってはいたが、個人的に西尾氏の連載作がかなり好み(実のところ『戯言』や『りすか』よりも数段面白いと思っている)なので、少々…いや、かなり残念。
 まあ、それはそれとして。
 それにしてもいきなり、1年休みます、という告知をしてしまう辺り、講談社文芸図書第三出版部(『メフィスト』の編集部がある部署)の強気を感じる。確かに風鈴製作者は一小説読者として、そんな程度では購読をやめたりはしないし、他の多くの小説読者も同様だろう。
 しかしこれが例えば漫画雑誌だったら、週刊誌であろうと月刊誌であろうといきなり1年間も休んだりすれば、よほどの人気作品を複数抱えていない限り、読者に干されるに違いない(そもそもそんな人気雑誌は1年も休刊しないが)。この辺りに文芸業界と漫画業界の、業界としての完成度の違いが見える(読者が容易には離れないというのは、完成度が高いと言えると思う)。


 最後にひとつ。
 今回のメフィスト5月号ですけど、西尾氏の作品が一挙430枚掲載って何ですか?これだけで1冊出版できるじゃないですか。