風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その308)

『後から足していくのは簡単だ。しかしいつか破綻する』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 さあ、いこーか。(挨拶)


 天気予報番組において、“雨”を悪い天気と言ってはいけないというルールがある。農業者にとっては必ずしも雨は悪い天気ではないからだと聞く。よって他の言い回しを用いて表現するわけだ。
 しかし実際には雨のことを“崩れる”や“下り坂”、“ぐずつく”というような、一般的にあまりよい印象を与えないであろう言葉で表現している。これでは本末転倒ではないのか?
 そもそも“ぐずつく”はともかく、何故“下り坂”という表現が適用されているのだろう?雨は空から降りてくるからか?それならば晴れは“上り坂”なのか?そんなことはない。太陽光も空から降りてくるものである。つまり理屈が通らない。


 このようにあまり深く考えずに取り決められているルールは多い。きっと外部からの一過性的な抗議を回避するために、その場しのぎで策定されているものが多いからだろう。時にはそういったものが勘違いされたまま文化レベルにまで達することもある。けれど誰も疑問に思わない。それが人間。