風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その309)

『複数人の才能は同時期、同一の場所には存在し得ない。互いを喰い殺すだけだ』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 才能の無い自分が嫌いなの?
 才能の有る誰かが恨めしい?


 そうだね、才能があることは素晴らしいことだ


 でもね、忘れないで
 才能は異世界への鍵なんだよ
 有れば有るほどに、現世から遠ざかっていくものなんだ


 才能は異端者の証明書。
 果てにあるのは不毛の世界、孤独の世界、――――無の、世界。


 そこに至るものを、“天才”と呼ぶ


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