風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その167)

『人はあらゆる“枠”の中で生きている。そこから如何にして脱却するか?考えたことがないと素で主張できる人は、きっと大人』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 チグハグ科学@種。(挨拶)


 魔法の詠唱というものがあります。
 もちろん物語上の設定としてですが、それらは概ね魔法を行使する人物の精神高揚のためにある、という解説がなされています。


 ――――なんでいちいち言葉にしなけりゃならんのだ?


 子供の頃からこのことが不思議でなりません。
 音として発することで大きな効果を期待できると考えるのが一般的なのでしょうが、大抵の魔法詠唱は、長くても一分以内でしょう。そんな短時間の単調音波でトランスできるなら、黙って心の中で思っててもさして差は無いのではないでしょうか?


 風鈴製作者は無駄だらけの人間のクセに、無駄を排除しようとする傾向にあるようです――――といちいち確認しているのもまた無駄だ、と思考ループする日…。