風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(5年目その2)

『死体に群がる野次馬の心理、その傾向の怪』


 そうか、カット&ペーストってパンが起源なのか。(挨拶)


 やはり一ヶ月も放置しているといろいろ起きる。まあそれでも世間的には豚インフルエンザの世界的な広がりを見せていることが主な話題で、日本でも今日ついに空港の検疫以外での感染者が神戸で確認され、どうも人から人への感染であったらしい。それをうけて神戸市の一部地域では早々にイベントの中止や市立学校の休校が決定された。最初に豚インフルエンザの人への感染が確認されたメキシコは実に迅速な対応を行っており感心したが、日本の地方自治体もなかなかどうして。しかし、もうこのまま世界中へ広がることは避けられないので、一刻も早いワクチンの開発が望まれる。
 国内だと、今週の頭にいきなり民主党の小沢代表が辞任し、今日、新たな代表選挙が行われて鳩山氏が新代表に就任した。しかし随分と拙速な代表選挙で、選挙期間はわずか数日。しかも民主党国会議員のみの投票ということもあり、“出来レース”と言われても仕方のない展開だ(実際、民主党の各県連は良い顔をしていないようだし)。まあ、次期衆院選の結果によっては次期首相を決める選挙だったわけだが、しかし現時点ではあくまで民主党内部のことなので、好きにすれば良い、としか言えない。
 ところで4月に書いたことで、5〜6月には再び為替相場円高に振れると書いたが、すでに今週から連日、円高ドル安の展開だ。現在$1=\95.20くらい。実のところ、今月中旬〜末くらいまでは\98以上を維持するだろうと思っていたので、少し予想よりも早い展開。そういえばこの間、クライスラーが破綻した(計画破綻なので市場への影響は小さかった)が、どうもGMも破綻がほぼ確定したみたいだ。何日か前にGMの役員が保有株を売却した(会長はいまだ保有)という記事を読んだが、それが役員会の解散を意味するのか、それとも単なる売り逃げなのかは判らない。まあどちらにせよ随分前から破綻の流れなので、今さら役員が株を売り払ったところで、それほど批判は大きくないだろう。
 さて、ここから少しだけ今日の話題。
 今日、東京駅で人身事故に遭遇した。山手線の外回りで男性が轢かれたのだ。目隠し用に張られたブルーシートの隙間から切断された右足だけが搬送されるのが見えたり、電車内に引き上げられ救命措置が行われたり、生々しい現場だった。報道によるとどうやら飛び込み自殺で、結局、お亡くなりになったようだ。合掌。
 電車でも車でもそうだが、ああいった接触事故が起こると必ず野次馬が発生する。それはやはり、家や病院といった屋内以外での場所での人の死というものが珍しいからだろう。“死”というものが日常的に存在する世界では、人は死体になど目もくれない。せいぜいが衛生上の問題から埋葬を考えるくらいだ。人は死を忌避するものだが、しかしまったく遠ざけてしまおうとするものでもない。興味本位で適度に“死”に触れてみたくなるようだ。それが客観的な“死”を学ぼうとする行為なのか、それとも“死”に触れて自身の“生”を実感するためなのか、あるいはそれ以外のある種の社会的な行動なのかは判らない。多分、そのどれでもあり、どれでもないのだろう。まあ、いずれにせよ死者への冒涜や、救命行為や現場検証の妨害にはならないようにしたいところだ。


 そんな事件とは全然関係ないのだけれど、目下、デスマのキャスパーのカラーキットを買うかどうかで少し悩んでいる。製作工程上の問題もさることながら、コレを作って部屋に飾ったりしたらロ○コンの誹りを受けそうじゃない?(単にキャスパー使いとして欲しいだけなんだけどね)