風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その277)

『緩やかに沈む船を、沈む前に直すのか、それとも外海に泳ぎだすか』


 10年連続、元旦出勤でした。ありがとうございました。(挨拶)


 冬らしい晴天寒冷コンボが続く。そういえば1/1〜1/3中、2日以上働いているのも10年連続。おかげで正月気分を煽ることといえば、特番だらけで普段観ているアニメがことごとく休止になることと、地方出身者の方々が帰省するので町がとても静かなことくらいだ。それ以外はまったく普段どおり。素晴らしい。
 正月の特番というと毎年毎年同じことの繰り返しという印象しかない。細かな部分では違ってきているのだろうが、芸能人が紋付や着物で出てきて馬鹿騒ぎすることと、歌謡番組がやたらと多い部分では変化はない模様だ。
 視聴率が全体的に下がってきているらしいが、まあネットを始めとして数々の娯楽がある現在では、そういう流れになるのは当然だと思う。むしろずっと同じようなことを放送し続けて視聴者を留めておけると思う方がおかしいわけで、本気でTVを観て欲しいなら、新しい試みや、今まで取り上げなかったような題材を扱うしかないと思うのだが、そういう方向に進む気配は見られない。


 どうも、芸能人を出演させなくてはならない、みたいな風潮があるようだ。しかしそのギャラを払うことで予算が圧迫されているのは間違いないだろうし、それほどの価値が彼らの“芸”にあるのかは不明だ。かといって、大掛かりな設備を使った番組を作るには、やはり大きな費用がかかる。では芸能人を使わず、小予算で面白い番組を作るにはどうしたら良いのだろうか。