風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その224)

『最も誠実であるべきは制作(製作)ではなく、企画だ』


 おい、裸になってどーしたおめー。(挨拶@…むしろルフィの性機能が心配だ)


 昨日も寒かったが、今日も冷え込む。ここ数日、一足早く冬の気候だ。天気も曇が多く、太陽や月もあまり見られず。
 原作付きメディア作品の制作上の優位性については1/25に触れている。しかしそういった有利な点を殊更に取り入れようとするのは、あくまでも企画サイドであって制作現場サイドの思惑ではないだろう。どんな分野でもそうだと思うが、実際に制作(あるいは製作)する人間からしてみれば、自分たちの手によって作られているモノは、いかに原作が存在しようとも自分たちの作品だし、そうであろうとして様々なオリジナルの要素を組み込もうとする。これはモノを作ろうとする人間共通の心理だ。
 だからこそ後で問題がないように、事前の折衝を企画段階で行う必要があると考えるのだが、聞くところによると、原作者無視で企画が進み、後になってから原作者の許容範囲を越えた改編が行われていることが発覚するといったこともあるようだ。原作のネームバリューを利用しているだけということだと思う。多分、企画サイドの人間だと思うが、そういうことをして平気だ(クレームをつけられない、つけられても問題ない)と思っている人間がいるのである。


 2009年1月放送予定で制作中のTVアニメ『あさきゆめみし』が企画変更で原作側が降りたらしい。どういう問題があったのかは不明だが、放映開始2ヶ月前でこのような事態を引き起こすということは、やはり事前折衝の不足が原因であろう。