風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その204)

『理解されないシステムは、まず理解できる層に向けて普及させるしかない』


 ウキッ?(挨拶)


 晴れ。少し暖かめだったが、しかしそれは個人的な問題が原因だったかもしれない。というのも朝からとても体調が悪く、夕方くらいからは頭痛と微熱に襲われていたからだ。
 去年の12/18に仮想空間について触れたが、その今後の予想として、完全な仮想空間の構築の前に『電脳コイル』のような現実に即したシステムが誕生するだろうと書いた。その内容に近い、というよりその走りと言えるシステムソフトが10/19に発売された。その名も『電脳フィギュア』
 実際には存在しない物体をモニタ上に表示し、現実でのアクションに対応してリアクションを返すという、まさにヴァーチャルシステムの典型と言えるものだが、これまでにも存在したヴァーチャルペットなどとの最大の違いはマウスなどのコントローラやタッチペンといった触媒無しに、よりフィジカルで直感的である点だろう。この差は相当に大きい。


 商品そのものの外観やオフィシャルサイトの商品紹介動画などを観ると、実にオタク的でごくごく一部の層を狙った商品であることは間違いないが、今後、こういった商品は徐々に増えるだろう。例えばひとつの部屋全体をモデリングして、その範囲内でゴーグルタイプのモニタに仮想キャラクタ(ペットとか)を映すようなシステムはそう遠くない未来には発売されそうだ。