風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その131)

『既存のシステムを崩されることで最も影響を受けるのは、製作者ではなく中間搾取者だ』


 フリーダムな少年漫画雑誌って何ですか。地上最強生物や「変態!」と罵り合う小学生が載っている雑誌ですか。(挨拶)


 昼間は相変わらず暑かったが、夕方から雲が広がり、気温も急下降。エアコン要らずの快適な夜だった。
 古本業界の隆盛により本の販売数が影響を受けていることについては去年の5月に書いたが、やはりマイナージャンルの本はさほど影響を受けてはいないと思う。そもそも実用書を買ってすぐに売り払うことはしないだろうし、技術書にいたってはすぐに時代遅れになって古本としては価値を持たないものばかりだ。小説だって、世間の認知度ほど発行部数が多くなく、読む人も限られている上にそういう“ファン”はなかなか手放さない。出版社の被害は軽微だろう。


 以前は新刊が古書として並ぶ前に充分な利益を上げるために初版の発行部数を多くするのが一般的だったが、現在では過去ほどには余剰発行せずに利益を確保する方針のようだ。…そんなことしてないで、さっさと再販制度をなくせばいい。よく著作者の利益保護を理由に廃止反対を訴えている人がいるが、全然、関係ないことだ。