風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その167+365+347)

『税金は役に立つものにしか使われてはならない? そんなこと誰が決めたの?』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 姫さま、月へご帰還です。(挨拶)


 朝は涼しかったが、気持ちよく晴れて緩やかに気温は上昇。30℃近くまで上がったようだ。夕立もなく、静かな気候だった。
 自民党の総裁選関連ですっかり一般メディア的には霞んでいるようだが、今日の10:31、H2Aロケット13号機の打ち上げが無事成功した。搭載された月周回衛星『かぐや』は3ヵ月後には本格的に調査を開始する予定。(記事
 9/2の日記にも書いたが、今回の『かぐや』の調査は、商業利益にはあまり直結するものではない。いくら地質調査を繰り返し、鉱脈を発見したところで運搬する費用がかかり過ぎるし、核融合の材料として有望視されるヘリウム3もその抽出法が格段に進歩しない限り、実用化できるものではないのが現状だ。やはり全て数百年は先の話だ(もちろん今回の調査がまったく無意味だとは思っていない)。


 やはりすぐに何らかの成果が上がるものとしては、地質学的分野においてだろう。しかし世間的にこれらに興味のある人は極小だろうし、まあ、『かぐや』があまり注目されないのも無理もないのか…。ロマンを失った世界はつまらないものだ。