『何からも自由になるには無を求めるしかない』
※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。
そうだ、京都へ行こう。(挨拶)
ちょっと曇っていたが、だいたい晴れ。気温はそれほど上がらなかったが、湿度はそれなりに高かったように思う。
森博嗣氏・作『スカイ・クロラ』が押井守氏の手により劇場アニメ化される。というか今日、公式ページが公開された。
この日記の一番初めを見ると、実はこの『スカイ・クロラ』を紹介していたりする。2年2ヶ月前ほど前の話である。終わらない人生を背負ったキルドレたちが、閉塞的な地面から離れ空を駆け、けれども下らない大人の事情に左右される姿に思うところは多い。何故、自由でいられないのか、自由にさせてくれないのか、自由にはならないものなのか……子供のままであるということはどういうことなのか…。
多分、理解できない人は多いと思うし、受け取りようによっては嫌悪を抱く人もいるのではあるまいか。また同時に自分が作品の全てを理解できているとも思わない。多分2割も汲み取れていないと思う。けれどあの作品によって、何かを得られたという感触はある。それが何なのか、具体的には示せない。一種のインスピレーションのようなものだからだ。言語化は難しい。
こういうふうに書くと、さも電波的な作品のように受け取られそうな気がするが、まあそういう感性を理解できる人もいなくはないと、楽観的観測を打ち出しながら、再度『スカイ・クロラ』を紹介しておこう(今回は新書の方で)。
スカイ・クロラ (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/10
- メディア: 新書
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