風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その167+347)

『演劇は主役よりも脇役が大事だ。脇役は世界の枠組みを支えている。主役はその中で踊っているに過ぎない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 では、エレガントな解法を。(挨拶)


 朝は雨が降っていたが、昼には止んだ。以後曇りで、とても涼しい。そのせいか、なんかだんだん体調が上向いてきたのを感じる。エクセレント。
 昨日、iPodシリーズの新製品が発表された。詳しい機能は本家サイトに任せるとして、とりあえず思うことは、相変わらずついていけない人が多そうだな、だろうか。まあ、nanoやshuffleといったバリエーションでライトユーザーにも気を使っている点はGoodなのだが…。
 近年、新しいタイプの製品が始めに広まるのは、ほぼ例外なく10台後半〜20代半ばの若年層である。音楽機器(ウォークマンやCD、MDなど)や個人向け通信機器(ポケベル、PHS、携帯電話)、更にはビデオゲームもこの部類に属する。こういったものは、何故かマーケットが飽和寸前になるまで、購買年齢層を広げる努力をしようとしない(しているのかもしれないが、足りない)。明らかにある程度市場が広がった現状に満足し、小さくまとまろうとする心理だ。ビデオゲーム業界がいい例だと思う。あの業界はTVゲームが社会的に認知されてから20年も過ぎた後に、やっとそのことに気付いたのである。


 いつだって社会の主役は若者である(風鈴製作者も自称・若者である)。しかし舞台上には主役の他に助役・脇役・端役など、主役の数倍の役者がいるのである。これらを無視しては演目は成り立たない。