風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その196)

『芸術とはなんだ!?低級なる大衆に伝えるためなら、それに合わせて高級なものを貶めることが許されるのか!?』
『低級とか高級ってどんなランク?本質はやはり自己満足に過ぎない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 “分かる人には分かる”、って幻想だね。(挨拶)


 今日は某演劇養成所の舞台公演を見に行く。
 演目は『美しきものの伝説』(宮本研)。
 明治末期から大正時代の東京における実在の社会主義者及び無政府主義者、そして演劇役者たちの物語でしたが、内容は時代が時代のため、日本史と文学の知識が最低限でもないと理解できない状況・背景が乱舞する作品でした。
 演技のことはどうこう言える立場にはないのですが、実在の人間を取り扱っている以上仕方ないことかもしれませんが、お話がどうも盛り上がらないというか…。前半コメディタッチな表現が多く、後半になると突然シリアスなシーンばかりになるのもちょっと極端すぎていけない感じでした(時間的制約とかあるんでしょうが)。
 あまり一般受けしない作品でしょうが、登場人物たちの思想が理解(共感ではない)できれば、まあ面白い作品だと思います。以上。


 結局全体の1/10ほどのところ(予定)でようやくヒロイン登場。…長くなるかも、コレ。