風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その129)

『営業は7割5分の知識と2割の詐称と5分の思いやりで出来ている』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 詐称の割合が知識の割合を超えると詐欺になります。(挨拶)


 『QED〜ventus〜熊野の残照』(高田崇史)、読了。
 なんか段々と(どんどんと)ミステリ関係なくなっていくこのシリーズ。今回なんて特にそう。
 元々、作中にて発生する殺人事件は、主人公たちは関わらなくてもいい事件ばかりなので、もうミステリ要素なんていらない気もしてきました。でもそれだとただの民俗学小説になる罠。
 西尾維新氏の戯言シリーズもそうですが、メフィスト賞受賞作には、初めミステリで後々まったく関係なくなっていく作品がまま見られます。戯言シリーズなんて今や半分以上ライトノベル扱いだし。
 別に初志貫徹しろ、なんて融通の利かないことを言うつもりはありませんが、完全に脱線してしまうのはいかがなものかと思うのですよ、講○社さん。


 でもそんなシリーズを買い続ける民俗学大好き人間、風鈴製作者でした。


QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)

QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)