風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その95)

『魔法が使えたらいいよね』
『使えてもなんの利益もない』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 たとえば射撃技能があったって生きていくためには、ほぼ無価値。
 同様に、魔法も特殊危険技能扱いで危ないものは法的に禁じられる。多分、空を飛ぶことも許されない。航空法に引っかかるし。
 現実の世界において魔法が大っぴらに許されるためには、誰もがそれを簡単に習得でき、行使できるという前提が必要不可欠。そうでないとどうしても使える者と使えない者で軋轢が生まれてしまい、最後は戦争が起こるだろう。
 現象理論的なことではなく、そういった社会的・人間的観念から考えても魔法は物語の中でしか存在し得ない。なんかこの世ってがんじがらめダネ。