風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その16)

『“空を飛びたい”という願望は、大空への憧れというより、地への絶望をあらわしている』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 家に帰ってくるなり、植木(柑橘系植物)の植え替えを手伝わされる。
 根がビッシリと張ってしまい、古い鉢から抜けないため、縁に沿ってナイフをグリグリと突き刺し、細かい根ごと土を強引に削ぐ。
 苦節10分余り。やっと植え替え完了。
 ――――ぶっちゃけ、今年に入って一番の肉体労働だったよ……。